ELFを終えて
ELF The Musical 千秋楽まで本当にお疲れさまでした。
このミュージカルを通しいろいろ思うこと、感じることがあったのでブログにまとめようと思います。
少しばかり重い内容を話しますがよければ読んでください。
まず最初に、私の今の感情の大きな割合を占めているものは「寂しさ」です。
どのような寂しさかというと「キャラクターたちがこの世界からいなくなってしまう」ことの寂しさ
今回のキャストで演じるキャラクターはもう見れなくなってしまうと考えると寂しくて仕方がなかったです。
最終日の前日ほんとうに精神的にもきていて、、、、、、、
ずっとキャラクターの命の終わり方について考えていました。
千秋楽を終えた後、バディやマイケルはどこへ行くのか
答えなんてないことはわかっていましたがその思いだけが私の中で堂々巡りしていました。
昔演劇をやっていた友達が「千秋楽が終わったら自分の演じた役は死ぬ」「だから千秋楽ではしっかりお別れしないといけない」と言っていたことを不意に思い出しました。
今なら彼の言っていた意味が痛いほどよくわかります。
織山くんはしっかりマイケルにお別れできたのかな。
また、演じる人がいてこそのミュージカルだなと思いました。
どういうことかというと、言ってしまえばバディやマイケル、ジョヴィだって元はただの抜け殻。
それに岩崎大昇、織山尚大、柏木ひなたが入ることによってやっとそれぞれの役が成立するんです。
演じる人がいなくなってしまったらその役の命は終わってしまう。
唯一の救いは、このお話は世界中で愛されているということ。
誰かが織山くんたちのバトンを受け継いで新しい物語を紡いでくれると思えば少しばかりは心が軽くなります。
どうかどうかこの素敵な物語を終わらせないでください。
私は全部で3回観劇できたのでそれぞれ違った視点から観ることができました。
1回目は、純粋に、始めて観るミュージカルとして
Twitterで「ELF 織山くん」と検索したい気持ちを抑え 本番に挑みました
おかげで余計な感情なしに純粋にELF The Musicalを楽しむことができました。
2日目は、織山くんがどのシーンで出てくるのかを把握したところで、オペラグラスを使いどんな表情でどんな気持ちで演じているのかを考えながら観ました。
3日目はELF見納めだったため、極限オペラグラスは使わずに私の目を通して見た景色を観ることに専念しました。
キャスト1人1人の動きや表情がたくさん見えてより世界観を楽しむことができました。
どうしてもオペラグラスを使うと視点が限られてしまうので3日目の私の見方は正しかったと思います。
3日目は自分でもびっくりするくらいぼろぼろ泣いてしまって、、、、、
それぞれのシーンや歌に別れを惜しむように思うままに泣きました。
後悔はないです。私も一人の観客としてやり切りました。
ひとつ前のブログではあえて書かなかったけど、織山くん歌上手かったな、、、、。
本当のことをいうと、織山くんって歌うの嫌いなのかなとか思ってた。
いつも歌割は少ないしソロの見せ場でも歌わずにダンスを披露したり
おそらく声質的にもあまり歌いやすい声じゃないのかも、なんて
だけどある雑誌のインタビューで「別に歌は嫌いじゃない」的なことを言っていて「へえ、そうなんだ!」と少し驚いたことがあった
実際にELFで織山くんが歌いだした瞬間泣いてしまった
何かに例えるならば、ハイジの「クララが立った!!!」的な感じ(笑)
今までずっと織山くんの歌う声が聞いてみたかった。
もちろん今まで織山くんの声や歌は聞いたことはあったけど、少しのパートじゃ織山くんの歌について考えるにはには不十分で。
ちゃんと彼の声をちゃんとした場所で真面目に聞いてみたかった。
彼の歌声はどんな声なんだろう。どんな表情で歌うのかな。どういう風に曲を表現するのかな。
そんなことばかり考えていました。
実際に歌声を聞いてみたら安心のため息が。
なんだ織山くんちゃんとうまく歌えるじゃんって。そしてちょっと照れ臭い感じ。
織山くんの新しい一面を観れたことに対する照れ臭さと、自分の応援している人がこんなにも歌が上手くて誇らしい気持ち。
また回数を重ねるごとに歌が上手くなっているのが顕著に感じられて、、、、
この感情を上手く言葉にできないのだけどなんかとっても嬉しかった
今回のミュージカルで織山くんが得たものは本当に大きいと思っています。
特に歌の面については今後の活動に大きな影響を与えると思う。
劇中歌で特に好きなのはママ エミリーとマイケルが歌う「信じるよ」
織山くんが歌っているからっていうのもあるかもしれないけど、一番の理由はエミリーとマイケルの心の内を素直に表しているからだと思う。
この曲を聞くとエミリーやマイケルの心が本当に見えてしまうような気がした
「叶うなら サンタ 信じるよ」
英語の歌詞だと
I'd like to feel like he cares
Even if it's not true
パパに気にかけてほしい
もしそれが本当じゃなくても
マイケルは16歳
劇中ではすごくしっかりした子に見えたけど、本当はまだまだパパに甘えたいお年頃なんだなと思いました
だけどやっぱり素直になれない部分もあったり、マイケルは16歳の男の子の飾らない等身大の姿だなぁって
そんなマイケルには一番感情移入をしてしまった
他にも、回数を重ねるごとにそれぞれのキャラクターの見どころとかもわかってきて楽しかったな
一回目では誰だか分らなかった役も「この人か~!」ってなったり
前回とは違う振りしてるー!とか
毎回違う演出で楽しませてくれたキャストの方に感謝
最後にはキャストさん1人1人のファンになってしまいました
一つだけ心残りなことがあって
ただただジャニーさんに見て欲しかった。
「織山尚大は大きくなりましたよ」って
見守ってくれていたかな、ジャニーさん。
今でもちゃんと美 少年を支えていますよ
できるものなら一ミリも色あせさせたくない。ですが人間は忘れゆく生き物
いつかこんな素敵なミュージカルがあったことさえ忘れてしまうかもしれないと思うと怖くてたまりません。
忘れないようにしっかり思い出を噛み締めて生きていきたい。
私の見えない世界でバディやマイケルたちがずっとずっと幸せに暮らしますように。
たまにはぶつかったりすれ違ってもいいから。だけどもうもう離れちゃだめだよ。
織山くん。私にこんな素敵なミュージカルを観る機会をくれてありがとう。
織山くんの17年の人生の中にELFがあってよかった。
ELF The Musicalに関わってくださった方々 本当にお疲れさまでした。